宮崎勤の事件以来、ことあるごとに、犯人の嗜好が話題になります。
で、必ず出てくるのが、
「xxxと言うジャンルのゲームをやっていた」
「xxxと言うジャンルのビデオを見ていた」
だから、そう言う事件を起こした、
って言う意見。

でも、それって、どう考えてもおかしい。

だったら、西部劇全盛時代には、そこら中で発砲事件が起こってたのか？
チャンバラ映画全盛期に、そこら中で、刃傷沙汰が起こっていたのか？

そんなことはない。

宮崎にしても、今回の監禁野郎にしても、元からそう言う嗜好を持っていた人間が、自分の嗜好に合うゲームなりビデオなりを見ていただけ。
普通の人間は、ビデオやゲームを代替行為としてストレスを解消するが、こいつらは、たまたま、ビデオやゲームによって、欲求を高めただけ。
つまり、個人と、その親の問題で、こいつらが持っていたゲーム、ビデオには、何の責任もない。
やたらと、ビデオ、ゲーム、ドラマに原因を求めるのは、大人と言われる世代が、責任逃れをしているだけ。
昔は、社会全体で子供を育てたが、今は、他人の子供には干渉しない。
そう言う社会にしたのは、いまの、40代以上の世代の責任。
その責任を問われるのが怖いから、無意識か、意図的かは知らんが、別の所に責任を転嫁してるんですね。