Freehand開発終了

CNET JapanやIT Mediaによると、AdobeのドローソフトFreehandの開発が終了するとのことです。
元記事は、
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0705/17/news047.html
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20348984,00.htm

Freehandに関しては、開発終了が、ほぼ既定路線だったので、それ自体に驚きはありませんが、長い歴史を持つソフトの終焉ってのは、その事実だけで、寂しい物がありますね。

「既定路線」と書きましたが、これは、何も、Adobeがイラレの対抗製品をリリースする矛盾があるから終わらせた、って事ではないでしょう。
MacromediaStudioに収録されている他のソフトは、MX→MX 2004→8と、順調にメジャーバージョンアップしていったのに、Freehandのみが、MX→MXa→MX11→MX 11.01というマイナーバージョンアップに終始していたことから、Macromediaも、Adobeに吸収される以前から、終了させるつもりだったと、vanjacは考えています。

Adobeは、現在、Freehandユーザーに対して、Illustrator CS3への乗り換えを薦めています。
乗り換えに際しては、イラレの旧バージョンユーザーと同等のバージョンアップ価格での販売になります。
これは、MacromediaがAdobeに吸収されるまでFreehandを引っ張ってきたからこそ、ですね。
吸収前に終わってたら。。。

タダ、納得いかないんではないかと思うのが、価格です。
Freehandの旧バージョンからFreehand MXへのバージョンアップは、13440円なのに、Freehand MX→イラレCS3へは、26000円もします。
元々、イラレとFreehandの価格には、倍ほど違うんで、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれませんが、自分たちの都合で、ユーザーの選択肢を奪っておいて、この価格設定はないんじゃないかと思うんですけどねぇ。。。

これで、メジャーなドローツールは、高価なイラレの一択(MS Expression Designってのもありますが。。。)です。
これから、ベクターグラフィックを始める人にとっては、結構な負担になるんじゃないですかねぇ。。。

ま、現在、まだまだ開発途上ですが、Inkscapeって言う、ドローソフトも有るんで、こちらの機能で我慢できる人は、こちらを使うのが良いかもしれませんね。

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