WordPressの入れ替え

SVNでのWordPressのバージョン管理 三回目

今回は、既存のWordPressを、SVN管理のWordPressと入れ替える方法です。
同じバージョンでやる事を念頭に置いています。

前回同様、インストールディレクトリは、wpと仮定します。
UNIXコマンドは、Wikiに簡単な説明を書きます。
example.comは、前回のyourdomainと同様に、例示用のドメインとして使っています。
実際には、あなたのドメインと変えて下さい。

まず、念のため、通常のアップデート、アップグレードと同様に、現在使用中のWordPressのファイルをバックアップしましょう。
データベースのバックアップも、取った方が良いかもしれないですね。
DBのバックアップは、メジャーバージョンが違う場合は必須で、マイナーバージョンが違う場合は、強い推奨、って所でしょうか。
vanjacは、試してないので、メジャーバージョンが違う場合、以下の方法が通用するかどうかは、わかりません。

で、FTPクライアントで、ファイルをダウンロードしている時間に、チェックアウトを済ましましょう。
方法は、前回のエントリーで述べたとおりです。
ただし、チェックアウト先のディレクトリ名を、現在使用しているWordPress用のディレクトリ名と変えて下さい。
ここでは、チェックアウト先のディレクトリ名を、wp-newとして説明します。

バックアップが終わったら、
wp-config.phpと、テーマやプラグイン、画像など、自分でアップロードしたディレクトリやファイルを、新しいWordPressの入ったディレクトリにアップロード、もしくは、コピーしましょう。
sshを使って、cpコマンドでやるのが楽ですけど、XREA/CORESERVERで出来るかどうかは確認していません。

UNIXコマンドでやる場合は、

cp -a -r -f /virtual/User/public_html/wp/wp-content /virtual/User/public_html/wp-new/wp-content

で、出来るはず。
//折れ曲がって見えますが、改行は入りません。
この場合、wp-content以下にあるディレクトリ、ファイルを、すべてコピーします。
-fスイッチを付ける事で、上書き確認なしで、強制的に上書きが行われます。
チェックアウトしてすぐのwp-content以下には、WordPressに初期に入っているプラグインやテーマ、画像しかないはずですから、いちいち、指示を出すのは面倒なので、このスイッチを付けます。
確認が必要な場合は付けないで下さい。
また、-fの代わりに、-vを付ける事で、同名のファイル/ディレクトリが存在した場合の動作を、詳細に指示できるようになります。

-aスイッチで、属性を保ったままコピーされますが、一応の確認はした方が良いでしょう。
その他、コマンドの簡単な説明は、前回通り、Crossroad Wikiで行います。

cdで、カレントディレクトリを、深い階層に変えれば、コマンドは短くて済みます。
コピー先の指定に、相対パスを使えば、さらに、短くできます。

なお、バージョンアップ、特に、メジャーバージョンが変わる場合は、wp-config.phpの単純コピーはしないようにしましょう。
理由は、バージョンアップについて書くときに触れます。
今は関係ないので、先に進みます。

確認

リポジトリからのチェックアウト
既存のWordPressのバックアップ
自分がアップロードしたファイルとwp-config.phpのコピー(もしくは、アップロード)
以上まで完了しました。、

入れ替え

次は、いよいよ入れ替えです。
入れ替えの前に、既存のプラグインを、すべて無効にします。
その後、sshもしくは、FTPクライアントで、WordPressのインストールディレクトリの名前を変えます。
まず、現在のWordPressインストールディレクトリを、違う名前(ここでは、wp-oldとします)にします。
その後、チェックアウトしたWordPressのディレクトリの名前を、wp、つまり、さきに変更したディレクトリの変更前の名前に変更します。

アップグレード作業

http://example.com/wp/wp-admin/upgrade.php
にアクセスする事で、アップグレード(アップデート)が行われます。
が、
同じバージョンの場合、アップグレード作業は、必要ない(筈)です。
vanjacの場合、2.6.2→2.6.3でやりましたが、upgrade.phpにアクセスすると
「必要ないよ」
って表示されました。

後は、管理画面に入って、プラグインを有効にすれば終了です。

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