トレンドマイクロのWebサイトがクラック

既に、複数のメディアで報じられていますが、ここ数年、毎年のように何かをやらかしてくれるトレンドマイクロが、今度は、Webサイトを改竄されるという失態を演じました。
改竄されたのはウィルス情報ページで、改竄されたページにアクセスすると、JS_DLOADER.TZEという名前のマルウェアの一種(ダウンローダー)がインストールされて、特定のWebページに強制的にアクセスさせられます。

CNETに、昨日の時点で改竄が確認されたページが書かれているので、確認しましょう。

それ以外のページも改竄されている可能性がないとは言えないので、最近、トレンドマイクロにアクセスした記憶があって、なおかつ、「変なサイトに、勝手にとばされる」って経験をしている人は、ウィルススキャンとスパイウェアスキャンをしてみましょう。

尚、CNETやIT Mediaでは、JS_DLOADER.TZEを「ウィルス」としていますが、これは、最近よくある用語の混乱です。
JS_DLOADER.TZEは、性質上、どちらかといえば広義のスパイウェアに近いもの。
なので、ZDNetの「マルウェア」という表現が適当です。
「マルウェア」と書いても、なんのことかわからない人が多いって事があるのかもしれませんが、それにしても、新聞、雑誌などの既存メディアならともかく(良いってわけじゃないですが)、IT MediaやCNETのような、IT系が得意、というか、それ以外に取り柄がない、インターネットニュースサイトで、この手の言い換えをするのはどうかと思う。

さらに阿呆なことに、トレンドマイクロでは、昨年末来、Webサイト改竄についての警告を発していたらしい。
馬鹿じゃねーか?

後、不思議なのが、これだけ失態を連発しても、ウィルスバスターは売れてる、って事。
時に、2005年と今年2月の件は。。。。

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