SubversionでWordPressを新規インストール

SVNを使った、WordPressの管理の二回目です。

今回は、予告通り、新規インストール編。
順序的には、既存のWordPressと、SVNで管理するWordPressの入れ替えをさきに説明した方が良いと思うんですけど、
ここで、SVNのインストール方法を解説して置く事で、今後のエントリーが冗長になるのを防ぐって目的ですので、ご容赦を。

尚、説明は、すべて、英語版を対象にしています。
日本語版をお使いの方は、URLなどを、読み替えて下さい。
日本語版の場合は、日本語化ファイルのインストールは不要です。
また、英語版を、1byte文字だけで運用しておられる方は、multibytepluginは、不要ですので、そのように、読み替えて下さい。

最新バージョンの確認
最新安定版のバージョンは、http://wordpress.org/のトップページで確認できます。
日本語サイトでも確認できますが、若干のタイムラグが発生します。

安定版は、http://svn.automattic.com/wordpress/tags/[バージョン番号]/に、保存されています。
開発版は、http://svn.automattic.com/wordpress/trunk/に、保存されています。
通常、特に、レン鯖では、安定版を使って下さい。

以下、最新安定版を、2.6.3
インストール場所をpublic_html/User/wp
と仮定して、書いていきます。

最新安定版のインストール方法
まず、リモートに、WordPressインストール用のフォルダを作ります。
SSHでログインして、以下の様に入力しましょう。

mkdir wp
cd wp
svn co http://svn.automattic.com/wordpress/tags/2.6.3/ .

コマンドの簡単な説明は、Crossroad Wikiに挙げておきますので、興味のある方は、そちらをご覧下さい。
以上で、リポジトリから、自分が使うサーバーへのファイルの移動は終了しました。

早いでしょ?
ローカルにダウンロードする時間がない分、かなり早くなります。

ここまで済んだら、あとは、普通の新規インストールのように、
http://yourdomain.com/wp/wp-admin/install.php
に、アクセスして、設定するだけです。
日本語化してないので、当然、英語のままです。

日本語化する場合は、

svn co http://svn.automattic.com/wordpress-i18n/ja/tags/2.5/messages/ wp-content/languages

//↑二行に見えるかもしれませんが、改行は入りません。
//またmessages/とwpの間には、半角スペースが入ります。
と、日本語化ファイルをチェックアウトし、

WP Multibyte Patchをダウンロードして、必要な設定をした後アップロード。

wp-config.phpをダウンロードし、24行目あたりにある

define ('WPLANG', '');

を、

define ('WPLANG', 'ja');

にしてアップロード。

その後、プラグイン管理画面でMultibyte Patchを有効化すればOK。

尚、WORDPRESS.ORGのSubversionに関する記述には、
「君が、最新版を利用したいなら、たまには、updateしてくれ」みたいな内容で、

svn update

に関する物があります。
が、このコマンドは、trunkを追っかけて、最新開発版を利用しようとしている、開発者向けの記述です。
安定版を追いかける、一般ユーザーには、ほぼ、関係ないと考えてもらって、かまいません。

<最後に>
SVNによるバージョン管理なんて、初心者は、思いつかないはずなので、WordPress自体の設定に関しては、今回は、省略します。
Multibyte Patchの設定は、作者さんのサイトをご覧下さい。
普通は、ファイル名の変更だけでOKの筈。

【注釈】
UNIXなどのコードを、こういう場所に記述する際、
コードの前に、
$[半角スペース]とか、
#[半角スペース]とか
を、付けるのが、どうやら、作法のような物らしい(どこ見ても、大体付いてるんで)です。
が、
僕のように、$[半角スペース]付きでコードをペーストするような人間も居るので、わかりやすさを、優先してみました。

「SubversionでWordPressを新規インストール」への3件のフィードバック

  1. こんにちは。WP Multibyte Patch 作者の tenpura です。
    こちらからの pingback が化けていたのでソースを拝見したところ meta http-equiv=”Content-Type” が

    のように出力されているようです。
    現在 WP Multibyte Patch ではここの部分を見て pingback のエンコーディング判定を行う仕様となっておりますので正しく UTF-8 に設定されていない場合は受け先で文字化けを起こすことがあります。
    以上、ご報告まで。

  2. あら、行が消されてしまいましたね。
    meta http-equiv=”Content-Type” content=”text/html; charset=ISO-8859-1″
    のように出力されています。

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